「今日も野菜が出せなかった」——管理栄養士の夫が、その罪悪感をなくしていい理由を話す

共働きで疲れた日に野菜が出せなかった罪悪感、感じていませんか。管理栄養士の夫であるぼくも同じです。罪悪感をなくしていい理由と、実際にやっている4つの解決策を正直に話します。

「今日も野菜が出せなかった」——管理栄養士の夫が、その罪悪感をなくしていい理由を話す
まよ子(妻)

今日も野菜食べてないな。罪悪感あるけど、正直まあいっかって感じでもある。

ズボ夫(管理栄養士)

ぼくが料理担当なのに、今日の夕飯に野菜出せなかった。その罪悪感、いらないと思う。

「今日も野菜、出せなかった」

そう思いながら、納豆卵かけごはんだけの夕食を食べたことが、ぼくにはあります。

ぼくは管理栄養士で、調理師で、共働きの家で料理担当の夫です。それでも、仕事から疲れて帰ってきた日は、最低限の食事しか出せない日がある。

この記事は、そういう日の罪悪感をなくすために書きます。

結論からいいます。

「今日も野菜が出せなかった」という罪悪感は、今すぐ手放していい。

理由は2つあります。①栄養バランスは1日単位ではなく1週間単位で考えればいい。②疲れた日でも野菜を取れる方法が4つあります。

以下、管理栄養士として・共働き家庭の料理担当として実際にやっていることを正直に書きます。


管理栄養士のぼくが「納豆卵かけごはんだけ」になる日がある

正直に言います。

妻のお弁当を毎日作っています。在宅勤務の日は昼ごはんも用意します。

理由は単純で、まよ子に健康で長生きしてほしいから。 好きだから、元気でいてほしい。管理栄養士として知識があるぶん、食事でできることはしてあげたいと思っています。

でも、仕事で疲れ果てた夜は、自分たちの夕食が「納豆卵かけごはんだけ」になることが全然あります。

しかも、意識だけは高いので、カップ麺やレトルト食品をほとんど買い置きしていなかった。だから疲れた日ほど、食卓が貧しくなるという、なかなかシャレにならないジレンマを抱えていました。

「管理栄養士なのに野菜を出せなかった」という罪悪感は、ぼく自身も感じます。

だからこそ、断言できます。その罪悪感は、手放していい。


「毎日野菜を出さないといけない」は本当か

「1日350g以上の野菜を摂りましょう」という目安があります。でも、これは毎食・毎日クリアしないといけない数字ではありません。

栄養バランスは、1食単位ではなく1週間単位で考えるのが現実的です。

月曜日に野菜が出せなくても、火曜日と水曜日で補えれば問題ない。大事なのは「今日出せなかった」ではなく「今週トータルでどうか」です。

実際、農林水産省の食事バランスガイドも「1日」を目安にしているのは目標値であって、毎日完璧にクリアすることを求めているわけではありません。

納豆卵かけごはんになってしまった日も、タンパク質・ビタミン類はそこそこ取れています。野菜ゼロでも「何も取れていない食事」ではないので、責める必要はありません。

ズボ夫

「毎食バランスよく」を目指すと、疲れた日に達成できなかった時の罪悪感が大きくなります。「今週全体でバランスが取れていればOK」に切り替えると、気持ちがだいぶ楽になります。ぼくも実際そう考えるようにしています。

まよ子

罪悪感感じる必要ないのに!


疲れた日の食卓問題、ぼくがやっている4つの対処法

「管理栄養士なのに野菜が出せない」という状況を変えるために、ぼくが実際にやってみてよかったことを正直に書きます。

① お弁当のおかずを「冷凍惣菜野菜カップ」に切り替えた

まよ子のお弁当のおかずを、全部手作りするのをやめました。

今はスーパーの冷凍コーナーで売っている惣菜カップ(ブロッコリーの和え物・きんぴら・ほうれん草のおひたしなど、カップに入ったやつ)をそのままお弁当に詰めています。

最初は「手作りじゃないのに」という罪悪感がありました。でも考えてみれば、野菜が入っていることの方が大事。プロが作った冷凍惣菜は味も品質も安定しているし、ぼくが疲れた状態で作るより正直うまかったりします。

ズボ夫

「全部手作りしないといけない」という思い込みが、自分を追い詰めていました。冷凍惣菜野菜カップはお弁当コーナーや冷凍食品コーナーにだいたい置いています。お弁当の野菜問題はこれでほぼ解決しました。

② 管理栄養士なのに「完全メシのカップ麺」を買った

以前は「意識が高いから」という理由でカップ麺を買い置きしていませんでした。その結果、疲れた日の食卓が余計に貧しくなっていた。

今は日清の「完全メシ」シリーズのカップ麺をストックしています。

栄養素がバランスよく設計されていて、管理栄養士として「これなら出せる」と思える。何より「最悪これでいいや」という安心感が生まれたのが大きかった。完全メシがある日は、罪悪感なく手を抜けます。

ズボ夫

「栄養が取れるなら買い置きしていい」と考えを変えました。緊急時の選択肢が1つあるだけで、気持ちの余裕が全然違います。完全メシ以外にも栄養設計されたカップ麺や食品は増えているので、自分が信頼できるものを1〜2種類ストックしておくのをおすすめします。

③ みそ汁に野菜を全部任せる

元気が少し残っている日は、これをやっています。

鍋に水を入れて、だしパックを入れて火にかける。そこに冷凍カット野菜をそのまま入れて、みそを溶くだけ。包丁もまな板も使わない。5分でできます。

野菜はみそ汁に全部任せる。この発想に切り替えてから、かなりラクになりました。

ズボ夫

だしパックと冷凍野菜とみそさえあれば、あとは何も要りません。冷凍野菜は解凍せずそのまま鍋に入れてOKです。具だくさんのみそ汁1杯で、野菜の問題はほぼ解決します。

④ 「サラダを出す」発想をやめた

共働きの家庭には、サラダは実は向いていません。

レタスは日持ちしない。茶色くなる前に使い切らないといけなくて、「慌てて食べきらなきゃ」というストレスの方が多かった。

生野菜で野菜を摂ろうとするのをやめて、みそ汁・冷凍野菜・冷凍惣菜カップで補う方向にシフトしました。野菜を「生で食べる」必要はまったくない。

まよ子

外食したとき、サラダをシェアして食べるのも嬉しい。


ズボラ料理は、手抜きじゃない

まよ子にいい食事を取ってもらいたくて、ずっと頑張ってきました。でもある日気づいたんです。まよ子のためにと思うあまり、自分が疲れ果てていたら意味がない。

自分にも優しくしていい。

疲れた日に納豆卵かけごはんを出すのは、手抜きじゃない。冷凍惣菜をお弁当に入れるのも、完全メシのカップ麺を選ぶのも、手抜きじゃない。

限られた体力で食卓を整え続けているなら、それは作り手の心の栄養です。

料理を作る人が元気でいることが、いちばんの健康につながる。そう思っています。


もし「毎日の食事をもう少しラクにしたい」と感じているなら、食材宅配やミールキットを使うのも一つの方法です。野菜があらかじめカットされた状態で届くので、疲れた日でも野菜を出しやすくなります。

ぼくが実際に試した正直レビューは以下にあります。

野菜不足の解消をもっとシンプルに、という人向けには「野菜足りてない」が解決する最もズボラな方法も書いています。冷凍野菜の使いこなし方は冷凍食品は体に悪いって嘘?の記事でも触れています。

よくある質問

Q野菜は毎日食べないといけませんか?

A毎日完璧でなくても大丈夫です。栄養バランスは1週間単位で考えるのが現実的で、今日足りなかった分を翌日以降で補えれば問題ありません。

Q納豆卵かけごはんだけの夕食はよくないですか?

A野菜は不足しますが、タンパク質・ビタミン類はそこそこ取れています。毎日続くのは避けたほうがよいですが、疲れた日の1食としては悪い選択ではありません。

Q疲れた日に手軽に野菜を取る方法はありますか?

A冷凍惣菜野菜カップをお弁当に活用する・完全メシなど栄養設計されたカップ麺をストックする・冷凍野菜をみそ汁に入れる・サラダをやめて加熱野菜に切り替える、の4つが実際に効果的でした。

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この記事を書いた人

ズボ夫

管理栄養士+調理師。共働きDINKS。忙しくてもズボラ飯でそこそこ栄養が取れることを証明中。

管理栄養士 調理師